スタバの新作はなぜ売れる?個人でも真似できる5つのマーケティング戦略

配信日: 2026年10月21日(水)
テーマ:💚【マーケティングを学ぼう】スタバの新作はなぜ売れるのか?

🌹赤髪が話した主な内容

  • 季節ごとの新作や恒例企画は、毎年の楽しみになり、お店に行くきっかけをつくる
  • 期間限定の商品は、いつか買おうという気持ちを、今買いたいという行動につなげる
  • 自分好みにカスタマイズできることで、使いやすさや商品への愛着が生まれる
  • いつもの店や顔なじみの店員への信頼が、新作を試すハードルを下げる
  • コラボや販促でもブランドの世界観を守り、普段のお客さまの居心地を大切にする
  • 興味のある人に情報を届け、購入のタイミングは相手に選んでもらう
  • 購入者の家族や周囲の人、購入しない人からの信頼も、長く商売を続ける土台になる

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この記事は、2026年10月21日noteに投稿したものです。
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🌟結論:恒例の楽しみ、愛着、いつもの安心感が売れる要因

毎回楽しみにしている新作を通い慣れた店で買う。しかも、自分好みにカスタマイズもできる。スタバには、季節を楽しむきっかけと、自分で選ぶ喜び、安心して試せる環境がそろっている。

さらに、コラボをしてもブランドの世界観を守り、興味のある人に届けることで、普段のお客さまの居心地も大切にしている。

こうした積み重ねが、新作を試したい、またここで買いたいという気持ちにつながっている。自分の商品やサービスでも、楽しみに待ってもらえるきっかけをつくり、安心して利用してもらえる関係を育てていこう。

① 儀式マーケティングで、毎年の楽しみをつくっている

季節の商品を、恒例の楽しみにする

桜やクリスマスなど、毎年同じ季節に登場する商品には、今年もこの時期が来たと感じさせる力がある。毎年同じ時期に、恒例の楽しみをつくる。これが、ここでいう「儀式マーケティング」である。

スタバの桜の絵柄のカップには、春を感じられる楽しさがある。毎年登場することで、そのカップで飲むこと自体が季節の習慣になっていく。

この仕組みは、個人事業主や中小企業にも取り入れられる。おせち作りや季節に合わせたメイクなど、自分の商品やサービスと結びつく恒例企画を設けることで、お客さまが楽しみに待つ機会をつくれる。

期間限定で、今買う理由をつくる

また、期間限定であることは、購入を決める理由になる。いつかスタバに行こうと思っていた人も、桜に関する新作の提供が始まったと知れば、販売しているうちに行こうと考える。
季節を感じたいという気持ちと、今しか飲めないという条件が重なることで、来店や購入を後押しする。

余談|SNSでスタバは好反応

スタバの新作は、SNSで会話や反応が生まれるきっかけになる。取り上げるなら、発売初日の関心が高まっているタイミングに投稿したい。

② カスタマイズできることで愛着が育つ

好みや使う場面に合わせて、自分の一杯を選ぶ

スタバでは、サイズやエスプレッソの追加、ミルク、温度などを、自分の好みや利用場面に合わせて選べる。自分にとって特別な一杯をつくれることが、スタバを選ぶ理由になる。

例えば、作業中にたっぷり飲みたいときは、ベンティサイズを選ぶ。コーヒーの味を濃くしたければ、エスプレッソを追加する。移動先で時間をかけて飲むなら、エクストラホットで注文する。細かい希望に応えられることが、ここで買いたいという理由になる。

また、モバイル注文では、画面を見ながらカスタマイズを選べる。店内の席から追加注文することもでき、自分のペースで選びやすい。選ぶ楽しさを支える使いやすさも大切である。

自分が関わることで、思い入れが生まれる

自分で組み立てた家具のように、手をかけたものを高く評価する傾向を「IKEA効果」と呼ぶ。カスタマイズにも、自分が関わったものへの愛着という共通点がある。自分で選んだ一杯は、好みを満たすとともに、思い入れのあるものになる。

こうした参加の余地は、ほかの商品やサービスにもつくれる。ノートを好きなシールで飾る、プロテインをヨーグルトに混ぜるなど、自分でひと手間を加えることは、楽しさや愛着につながる。

講座でも、テーマに合わせた服装で参加してもらうといった工夫ができる。参加者が何を着ようかと考える時間も、その講座への思い入れを育てることにつながる。

③ いつもの店で買える安心感が、新作を試す後押しになる

通い慣れた場所だから、新作を試しやすい

初めての店で知らない商品を買うことには、少なからず不安がある。一方、通い慣れた店であれば、新作にも手を伸ばしやすい。いつもの店員に勧められることは、試してみるきっかけになる。

スタバが大切にしている理念「サードプレイス」には、自宅でも職場でもない、第三の居場所でありたいという思いが込められている。ひとりで過ごしたいときや、少し気分を変えたいときに行ける場所があることは、日常の安心感につながる。

いつもの場所で、新しい楽しみを見つけられる。新作の販売は、日頃から積み重ねてきた居心地のよさや信頼にも支えられている。

接客や心地よい時間が、次の来店につながる

笑顔での挨拶や、顔を覚えてくれる店員との会話も、また行きたくなる理由になる。親しみを込めて声をかけることに加え、同行者やその場の状況に合わせて接し方を変える配慮も、居心地のよさにつながる。

お客さまが求めているのは、飲み物に加えて、ひと息つける時間や心地よい気分。商品を受け取るまでのやり取りや、店内で過ごす時間も、お店の価値をつくっている。

④ 世界観を守りながら、興味のある人に届けている

普段のお客さまの居心地を守る

スタバとポケモンのコラボは、スタバらしい空間を保ちながら展開されている。店内を過度にポケモン一色にせず、レジ横のカードなど、興味のある人が見つけて楽しめる形にしている。

ポケモンとのコラボを楽しみに来る人もいれば、いつもどおりコーヒーを飲みたい人もいる。話題の企画を展開するときも、ブランドの世界観や、それぞれのお客さまが求める時間を大切にしている。

興味のある人が楽しめて、関心がない人も普段どおりに過ごせる。この両立が、幅広いお客さまとの関係を保つうえで大切なことである。

⑤ マーケティングにおいて大切なこと

関心に合わせて届け、買うタイミングを委ねる

デジタルを活用すれば、関心のある人に合わせて情報を届けやすい。商品やサービスを知ってもらう接点を用意し、必要になったときに選べるようにしておく。

興味や購入の見込みがない人にまで、繰り返し宣伝を届ける必要はない。相手の関心や状況を考え、購入のタイミングは本人に選んでもらう。
必要なときに思い出してもらえる関係を育てることが、長く商売を続ける土台になる。

お客さまの「周りの人」からの信頼も大切にする

商品を購入した本人だけでなく、その「周囲の人々」にも目を向けたい。
たとえば、家族がその商品をどう受け止めるか。職場で本人がどう見られるか。あるいは、数年後にどう感じるか。

そこまで想像して、サービスを設計する。本人が満足するのはもちろんのこと、周囲との良好な関係を保ちながら、気持ちよく利用を続けられることが重要である。

また、今は購入しない人であっても、将来誰かに紹介してくれたり、活動を応援してくれたりする大切な存在になる。

目の前の結果だけにとらわれず、周囲からの信頼も同時に育てていくこと。それが自然な口コミを生み、長く選ばれ続けることにつながる。

まとめ

スターバックスのマーケティングを自分の仕事に活かそう。

  • 毎年の楽しみとして、待ってもらえる企画をつくれないか
  • お客さまが自分で選び、手を加えられる余地はあるか
  • 新しい商品を安心して試してもらえる関係を育てているか
  • 宣伝や企画が、普段のお客さまの居心地を損なっていないか
  • 相手が必要とするタイミングで、商品やサービスを選べるようになっているか
  • 購入者の家族や周囲の人にも、配慮した売り方になっているか

商品の魅力を磨きながら、恒例の楽しみやカスタマイズの余地、安心感を育てる。お客さまが自分のタイミングで選び、また利用したくなる体験をつくっていこう。


配信者:赤髪

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SNS戦略家13年目。上場企業を含む1,500社以上のSNS運用を支援。現在は、NYにある美術館のSNS運用を統括。2022年に、SNSを活用した集客・ビジネス構築を学べる「SNS ACADEMY」設立。累計生徒数は826名。(2025年末にて新規生徒受け入れを終了)
2026年秋、SNS×AI×マーケティングのコミュニティ「GROWZ」開講予定。

要約:MARI / ライター

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元LINEの企業広報。広報歴15年。IT企業や通販企業で社外広報・社内広報・SDGs推進と幅広く広報業務に携わり、管理職も経験。現在はフリーランスとして、企業や個人事業主の広報支援およびライティング業務を行う。

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