AI動画生成の始め方|SNS活用事例とプロンプトのコツ【2026年版】

こんにちは!
SNS戦略家・赤髪の広報担当:MARIです。

7月3日、「動画をAIで作る」をテーマに『AI×SNS講座』を開催しました。

第1回ではAIを使ったSNS戦略、第2回ではChatGPTやManusを活用したSNS投稿の効率化を学びました。

そして第3回となる今回は、AIを使った動画生成です。

2026年7月現在も、動画生成AIの技術は進化を続けています。
自身のAIアバターを使った動画など、ビジネスで活用できる場面が増えてきました。つまり、AI動画を生成できるようになると、SNS運用の時短につながります。

このレポートでは、動画生成AIの現在地から、具体的な生成方法、プロンプト(指示文)の書き方まで、講座の要点をまとめています。

「AI動画はSNS運用に活かせるレベル?」
「顔出しをせずにAI動画で発信することはできる?」

そんな疑問を持つ方におすすめの内容です。

この記事は、2026年7月21日noteに投稿したものです。
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【この記事で分かること】
・2026年現在、動画生成AIはどこまで進化している?
・AI動画を作る4つの方法
・AI動画をSNSや広告に活用する方法
・AI動画生成のプロンプトを書くコツ
・顔出しなしでSNSを伸ばしたAI動画の活用事例
・AI動画生成を今から始めるべき理由

はじめに|動画生成AIはどこまで進化した?

赤髪:AIによる動画生成は、ここ数年で急速に進化しています。
まずは、その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

  • 2017年前後: AIによる動画編集が開始
  • 2022年: テキストから5〜7秒の短い動画の生成が可能に
  • 2023年: Pikaが登場し、一般ユーザーへ普及
  • 2024年: Klingなど高品質な動画生成AIが大きな話題に
  • 2025年: 動画のさらなる高品質化、1〜3分程度の長尺化が進む
  • 2026年(現在): 実務導入が加速

2023年頃、世界中を驚かせたのがPikaという動画生成AIでした。

写真をアップロードするだけで洋服を変えたり、人物を踊らせたり、現実ではあり得ない動きを加えたりできる。私自身、当時インスタライブで「Pikaはすごいぞ!」とかなり熱く紹介していました。

ただ、この頃はまだ作れる動画のパターンがある程度決まっていたんですよね。

しかし、それからわずか数年。いまでは、自分そっくりのAIアバターに台本を読ませることも可能です。

数年前までは、AIで作った動画を見るとどこかにAI特有の不自然さがありました。しかし現在は、注意して見なければAI生成だと気づかないほどにクオリティが上がっています。

動画生成AIは、仕事やSNSで活用できるレベルになりました。

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① AI動画を作る4つの方法 

赤髪:AI動画を生成する方法は、大きく4つあります。

  1. 文章から動画を作る
  2. 画像から動画を作る
  3. 元動画の雰囲気や表現を変える
  4. AIアバターで動画を作る

それぞれ、できることや難易度が異なります。順番に見ていきましょう。

1.文章から動画を作る

赤髪:1つ目は、文章から動画を作る方法です。

作りたい動画の内容をプロンプトで伝えると、AIがその内容をもとに動画を生成します。これは、4つの中でも一番プロ向けです。

動画や画像などの素材を用意する必要はありませんが、その分、プロンプトをしっかり書かないといけません。

画像生成なら、多少プロンプトが曖昧でも何とかなります。でも、動画はごまかしがきかないんですよね。

どんな人物を登場させるのか。
どんな動きをするのか。
どの角度から撮影するのか。
カメラをどう動かすのか。

こうした内容を具体的に指示する必要があります。動画生成では、プロンプトの書き方が完成度を左右します。

2.画像から動画を作る

赤髪:2つ目は、画像から動画を作る方法です。

人物の写真やイラスト、キャラクター画像などをアップロードし、その画像をもとに動きを加えます。

たとえば、自分の写真をアップロードして踊らせたり、立っている写真から歩いている動画を作ったりできます。子どもが描いた絵や、自社のオリジナルキャラクターを動かすこともできます。

ゼロから動画を生成するよりも、元になる画像がある分、初心者でも挑戦しやすい方法です。

3.元動画の雰囲気や表現を変える

赤髪:3つ目は、すでにある動画の雰囲気や表現をAIで変える方法です。

たとえば、
・背景を変える
・服装を変える
・エフェクトを加える
・映像の雰囲気を変える
・不要な部分を自動でカットする

といった編集ができます。いまは、自分が話していない部分や、台本を見ている時間をAIが自動で判断して、カットしてくれるツールも増えています。

AI動画生成というと、ゼロから映像を作るイメージが強いかもしれません。しかし、撮影した動画を効率よく編集したり、表現の幅を広げる使い方もあります。

4.AIアバターで動画を作る

赤髪:4つ目は、AIアバターを使った動画生成です。

代表的なAIツールの一つが、HeyGenです。

以前は顔だけが動くようなアバターが中心でしたが、自分の顔や声、表情、体の動きなどをAIに学習させ、自分の代わりに話してくれる分身を作れるようになりました。

本格的なアバターを作るには、以下のような作業を通してAIに自分の動きを学習させる必要があるため、結構時間がかかります。

・20分ほど指定の台本を読み上げる
・自分の動画データを約3時間分アップロードする

しかし、この学習によって細部まで再現できるようになります。「言葉を話すときに、どんな表情をするのか」「目や口、肩や手はどう動くのか」といった、あなた特有のクセまでしっかり学習してくれるんです。

こうした進化によって、商品の写真と人物の写真を使った商品紹介動画や、歩きながら自然に話す動画も作れるようになりました。

毎回カメラの前に立って撮影しなくても、台本を用意するだけで自分の動画を作れる時代になりました。

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② AI動画はどんな場面で活用できる?

赤髪:具体的には、以下のような場面で活用ができます。

  • SNS広告
  • 商品紹介
  • セミナーの告知
  • 教育コンテンツ
  • 多言語展開

なかでも、InstagramやFacebookの広告は進化しています。たとえば商品写真を1枚入れるだけで、ターゲット層や見せ方に合わせた複数パターンの動画を、AIが自動で作ってくれるんです。これらを一斉に配信し、反応が良いものを残していく仕組みです。

従来ならパターンごとに撮影や編集が必要でしたが、AIなら大量のテスト動画を作って効率よく改善を繰り返せます。

もちろん、写真や台本をもとにした商品紹介やセミナー告知動画の作成も簡単です。さらに、教育コンテンツとも相性が良いですね。

そして、注目すべきは多言語展開です。

多言語対応は、もう当たり前になっています。実際に私のクライアントで、日本語しか話せない方がインドネシア語で発信したところ、現地の登録者が数十万人増えた事例があります。自分が話せない言語で、世界中へアプローチできる可能性が広がっているんです。

企画もAIがやってくれる。撮影も必要ない。編集も翻訳もしてくれる。全部やってくれるわけです。

AIに任せられる工程を増やすことで、動画制作のコストやハードルは確実に下がっています。

③ AI動画生成のプロンプトを書くコツ

赤髪:AI動画生成のプロンプトは、以下の要素を1〜6の順に書くのが基本です。AIは、先に書いた指示を優先します。

  1. 被写体(何が主役か)
  2. 動き(どう動いているか)
  3. 構図(どの角度から撮影するか)
  4. カメラワーク(寄る、引く、横に動くなど)
  5. 雰囲気や光(時間帯、天候、光の方向)
  6. 長さと比率(動画の尺、アスペクト比)

これらを具体的に指定していくわけですが、ただ詳しく書けばいいというわけではありません。言葉の選び方によって結果は変わってきます。

たとえば「尻尾が赤い犬」を作りたいとき、「尻尾が赤い犬が自然に走っている」と指示すると、「自然」という言葉が強く働いてしまい、赤ではなく一般的な尻尾の犬が生成されることがあります。その場合は、「自然に走っている」を「軽やかに走っている」と言い換えるなど、AIの解釈をコントロールする言葉選びが必要です。

さらに、生成してほしくない要素を指定するネガティブプロンプトも活用しましょう。

  • 腕を3本にしない
  • 指を6本にしない
  • 不自然な体の形にしない 

こうした除外条件を入れることで、映像の破綻を防げます。

覚えておいてほしいのが、現在、AI動画生成は一発で完成しません。

10回くらいやり直すのが当たり前。最初から完璧な1本を狙うのではなく、何度もプロンプトを微調整しながら複数のパターンを出力し、その中からベストなものを選んでください。

この試行錯誤の積み重ねこそが、AI動画のクオリティを高めるコツです。

④ 顔出しなしでも伸びる!AI動画のSNS活用事例 

赤髪:AI動画を活用すれば、顔出しをしなくてもSNSを伸ばすことは可能です。

実際に私のクライアントで、AI動画だけでInstagramを運用している会社員の方がいます。顔出しや名前の公表ができないため、ポメラニアンをテーマにしたAI動画の発信をご提案しました。

もともと動画生成の知識があったわけではなく、KlingなどのAIツールを使いながら学び、試行錯誤を重ねた結果、約半年間で次のような成果を出しています。

【運用実績】

  • 投稿数: 42本(週1〜2回ペース)
  • フォロワー数: 1.8万人
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ポメ太のAI生成日記🐶💻

📱ポメ太のInstagramはこちら

平日はお仕事をされているため、動画制作は土日が中心です。1本作るのに平均3時間ほどかかりますが、毎日投稿ではなく、自分のペースで丁寧な発信を半年間続けたことが、この結果につながりました。

なかには、2万件のいいねがつく動画も生まれています。そして現在は、しっかりと収益も出ています。

さらに、AIインフルエンサーも登場しています。

日本を代表するAIインフルエンサーとして有名なのがimma(いまちゃん)です。実在しないAIモデルですが、ライフスタイルを発信し、多くのファンを集めています。

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imma.gram

📱imma(いまちゃん)のInstagramはこちら

AIで作られた人物であっても、世界観や発信する情報に価値があれば、ファンを増やすことは可能です。「年齢を重ねない」「スキャンダルのリスクがない」といった強みもあります。

動画生成AIに関するハテナを解決|FAQ

ここからは、動画生成AIを始める際に知っておきたいポイントを、FAQ形式でご紹介します。

Q. 動画生成AIは無料で使えますか?

赤髪:動画生成AIを継続的に完全無料で使えるツールは、今のところありません。

ただし、Klingには無料で試せるプランがあります。無料プランでは使用できるクレジットが限られているため、最初は画質を下げ、動画の長さも短く設定して試してみてください。

Q. 初心者におすすめの動画生成AIツールは?

赤髪:Geminiの有料プランに入っている方は、Geminiがおすすめです。写真をアップロードして動画にするなど、比較的簡単に始められます。

Geminiを契約していない方には、Klingがおすすめです。Klingは、HeyGenやRunwayなどに比べると初心者でも使いやすく、無料プランから試せます。

Klingには、他のユーザーが作った動画と同じ動きを再現できる「Recreate」という機能もあります。プロンプトをゼロから作るのが難しい方は、気になる動画のRecreateを選び、自分の写真やキャラクターに差し替えて作ってみてください。

Q. プロンプトは日本語でも大丈夫ですか?

赤髪:日本語でも作れないわけではありません。ただ、動画生成では英語のプロンプトが多く使われています。

英語ができる必要はありません。作りたい動画の内容を日本語でChatGPTに伝えて、「動画生成AIに伝わる英語のプロンプトにしてください」と依頼すれば大丈夫です。

Klingに掲載されている英語のプロンプトを理解したいときも、ChatGPTに貼り付けて「日本語に訳してください」とお願いすれば内容を確認できます。

Q. AI動画はSNS運用に今すぐ活用できますか?

赤髪:ショート動画であれば、すでにSNSで活用できるレベルまで来ています。

実際に、AI動画だけでInstagramのフォロワーを伸ばし、収益化につなげた事例もあります。ただし、複雑な感情を表現する動画や長尺動画は、まだ人間が撮影・編集した映像と同じクオリティとはいえません。

今、AIによるショート動画制作に慣れておくことで、技術がさらに進化したときに、すぐにSNS運用で活かせるようになりますよ。

おわりに|企業広報で知った動画の伝達力

私は企業広報時代、動画が持つ伝える力を実感してきました。

たとえば、会社が取り組む社会貢献活動。その意義を社員や多くのステークホルダーに知ってもらうために、活動の様子を動画にまとめ、社内外へ発信していました。

会社のエントランスで放映すると、来客された方から「これはどんな活動なんですか?」と声をかけていただくこともありました。

会社紹介でも、動画は欠かせませんでした。採用説明会や経営者が登壇する講演会の冒頭で流すことで、文章だけでは伝えにくい会社の空気感や働く人の表情、企業としての意志を短時間で届けることができます。

動画は、背景にある想いを直感的に伝えられます。

海外のマルチメディア学習研究でも、言葉だけの説明と、言葉に画像やアニメーションを組み合わせた説明を比較した11の実験すべてで、後者の方が情報を深く理解し、応用する力が高まるという結果が出ています。

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ただ、当時の動画制作は決して手軽なものではありませんでした。

企画を考え、素材を集め、構成を作り、編集して完成させるまで、半年ほどかかることもありました。

「動画は作りたいけど、作るのが大変」

広報担当者として、そんなもどかしさを感じていました。

だからこそ、AIによって動画制作にかかる時間と手間を減らせるようになった今、大きな可能性を感じています。

AI動画は、ただバズる動画を作るための技術ではありません。自分の想いや価値を、より深く、より多くの人に届けるために欠かせない伝達手段です。

今のうちからAI動画に触れ、少しずつでも作る力を身につけておく。その経験は、これからSNSやビジネスで発信を続けていく上で、大きな武器になると思います。

以上、広報:MARIの講座レポでした。


執筆:MARI / ライター

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元LINEの企業広報。広報歴15年。IT企業や通販企業で社外・社内・SDGs推進と幅広く広報業務に携わり、管理職も経験。現在はフリーランスとして、企業や個人事業主の広報支援およびライティング業務を行う。

講師:赤髪

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SNS戦略家13年目。上場企業を含む1,500社以上のSNS運用を支援。現在は、NYにある美術館のSNS運用を統括。
2022年より、SNSを活用した集客・ビジネス構築を学べる「SNS ACADEMY」主宰。累計生徒数は826名。
(なお、2025年末にて新規生徒受け入れを終了。赤髪による個別コンサル・サービスは完全終了しています)

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