フィジカルAIとは?洗濯・料理もロボットに任せる2035年の暮らし

配信日:2026年9月2日(水)
テーマ:🧺洗濯物も料理もフィジカルAIに任せられる5年後

この記事では、朝のInstagramライブの内容を分かりやすくまとめた解説資料(ホワイトペーパー)を、そのまま掲載しています。 配信を見逃した方や、文字で読みたい方に、参考にしていただけるとうれしいです。

この記事は、2026年9月2日noteに投稿したものです。
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🌹赤髪が話した主な内容

  • フィジカルAIとは、ロボットなどの体を持ち、自分で周囲を見て、理解し、考えて動くAI
  • 自動運転車やヒューマノイドロボットなど、フィジカルAIはすでに現実世界で活用され始めている
  • 洗濯物を畳む、料理をする、食器を片付ける、掃除をするなど、家事を行うロボットも登場している
  • 洗濯物を入れると自動で畳んでくれる機械は、現在は高額だが、今後はコインランドリーなどにも広がるのではないかと予想
  • 家庭用ヒューマノイドロボットは、2030〜2035年頃からサブスクなどを通じて日常生活に浸透していくのではないかと予想
  • 家庭用ロボットには、人間を怖がらせず生活に自然に溶け込むための「遠慮」や配慮が求められている
  • フィジカルAIの基本は「見て、理解して、考えて、動く」。人間が遠隔操作するロボットとは異なる
  • 1966年には、周囲を認識して自らルートを考えて移動するロボット「シェイキー」が登場した
  • 将来は家事だけでなく、旅行や出張のパッキング、介護、生活支援などにも活用が広がる可能性がある
  • フィジカルAIによって「人間がやらなくていいこと」が増えたとき、空いた時間を何に使うのかも大きなテーマになる

🌟結論:フィジカルAIが暮らしに浸透する未来はすぐそこ

これまでAIといえば、文章を書く、画像を作る、データを分析するなど、画面の中で仕事をしてくれる存在だった。

しかし、これから広がっていくのが、体を持ち、現実世界で動く「フィジカルAI」である。

すでに、洗濯物を畳む、料理をする、食器を片付ける、掃除をするなど、家庭の中でさまざまな作業を行うロボットが登場している。

今後さらに技術が進み、価格が下がれば、ロボットと一緒に暮らすことになるかもしれない。

そして、フィジカルAIが普及することで変わるのは、家事の効率だけではない。

つまり今後は「人間がやらなくていいこと」が増えていく。そのとき私たちは、AIによって生まれた時間を何に使うのか。

フィジカルAIは、人間の時間の使い方そのものを変えていく可能性がある。

① フィジカルAIとは?

フィジカルAIとは、ロボットなどの「体」を持ち、現実世界で行動するAIのこと。

画面の中で文章を作ったり、画像を生成したりするAIとは異なり、実際の空間を認識し、その場に応じて動く。

フィジカルAIの基本は、
見る→理解する→考える→動く
という流れ。

例えば、自分の周りに何があるのかをカメラなどで確認し、障害物があれば避け、目的地までどう進むのかを自分で考える。

人間が遠隔操作して動かすのではなく、AI自身が周囲を認識し、判断して動くことが大きな特徴である。

代表的な例の一つが、自動運転車。

アメリカのロサンゼルスでは、自動運転タクシーがすでに街中を走っている。フィジカルAIはすでに私たちの生活に入り始めている。

② 想像してみよう。2035年、フィジカルAIがいる朝

もし家庭にフィジカルAIが入ったら、私たちの朝はどう変わるのか。

赤髪が自作した下記の小説を紹介した。

朝6時半。

カーテンが音もなく少しずつ開く。部屋に入ってくる光は強すぎない。昨日の睡眠時間と今朝の天気を見て、ちょうど目が覚めやすい明るさに調整されている。キッチンから包丁の音がする。トントントン。少し遅れて味噌汁の匂い。

私はベッドの中でぼんやり考える。あれ?今日誰か泊まりに来てたっけ?もちろん誰もいない。キッチンに立っているのは身長170センチほどの家庭用ロボット。名前はジャービス。

3年前に買った時はできることなんて掃除と荷物運びくらいだった。それが毎月のアップデートで料理を覚え、洗濯を覚え、片付けを覚え、今では私より家の中のことを把握している。

ジャービスがこちらを見て言う。

「おはようございます。昨日は就寝が遅かったので朝食は消化の軽いものにしました」

テーブルには焼き魚と味噌汁。それから小さな果物。

「コーヒーは?」

そう聞くとジャービスは少し間をおく。

「今日は午後に長い打ち合わせがあります。今飲むより10時半頃の方が集中力を保ちやすいです」

ちょっと腹が立つ。でも多分正しい。洗面所へ向かう途中、昨日脱ぎっぱなしにした服がないことに気づく。洗濯機の中にもない。クローゼットを開ける。畳まれている。しかも今日着ようと思っていた服だけ手前に出してある。私は何も頼んでいない。ジャービスに聞く。

「なんでこの服?」

「今日の訪問先は少し格式のある場所です。天候は暑いですが室内は冷房が強い可能性があります。その服が適しています」

少し怖い。けれど便利すぎる。朝食を食べている間にジャービスは床を掃除し、洗濯物をしまい、宅配便を受け取る。玄関では別の小型ロボットが荷物を届けに来ている。人間が誰もいないのにロボット同士で荷物の受け渡しをしている。

私は味噌汁を飲みながらその光景を見る。未来ってもっと派手だと思っていた。空飛ぶ車が走って、街中が銀色になって、ロボットが変な電子音を鳴らす。でも実際の未来はもっと地味。朝起きたら洗濯物が片付いている。忘れ物がバッグに入っている。冷蔵庫の余り物が朝食になっている。雨が降りそうなら玄関に傘が置かれている。

そして家を出ようとした時、ジャービスが私を呼び止める。

「今日は7時15分に出れば間に合います。あと8分あります」

私は思わず聞く。

「じゃあ8分何したらいい?」

ジャービスはすぐ答えなかった。数秒してこう言う。

「何もしなくていいと思います」

私はそこで止まる。そうか、今まで私たちはAIに仕事をさせる未来ばかり想像していた。文章を書かせる、画像を作らせる、データを分析させる。でも体を持ったAIが家の中に入ってきた時、本当に変わるのは仕事の効率だけじゃないのかもしれない。人間がやらなくていいことが増える。

洗濯しなくていい。片付けなくていい。荷物を運ばなくていい。忘れ物を気にしなくていい。

そして最後に残るのは、じゃあ人間は空いた時間で何をするのか?
という問い。

私はソファーに座る。たった8分、何もせず窓の外を見る。

2035年、AIがとうとう体を持った。でもその朝に、私が初めて手に入れたものはロボットではなかった。

何もしなくていい8分だった。

【完】

③ 洗濯も料理もロボットに任せる

家庭で活躍するフィジカルAIは、すでにさまざまな作業ができるようになっている。

洗濯物を畳む、料理をする、食器を片付ける、床を掃除する、テーブルを拭く、部屋に落ちている物を拾う、植物に水をやるなど、これまで人間が行ってきた家事をロボットが担い始めている。

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▲LIVEで見せたロボットが家事をする様子


中でも赤髪が注目しているのが、洗濯物を自動で畳んでくれる機械。

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▲LIVEで見せた全自動衣服折りたたみロボット

下の引き出しボックスの中に洗濯物を入れると、自動で畳み、きれいな状態で出してくれる。現在は200万円近くするので、一般家庭で気軽に購入できる段階ではない。

しかし今後5年ほどで価格が下がり、コインランドリーなどにも設置されるようになる可能性がある。

洗濯、乾燥だけでなく、その先の「畳む」まで機械に任せる。
家事の自動化は、さらに次の段階へ進もうとしている。

④ ロボットに必要なのは「遠慮」

家庭用ロボットが普及するうえで重要なのは、速く正確に動くことだけではない。

現在のヒューマノイドロボットの開発では、人間への「遠慮」が大きなテーマになっている。

例えば、人間が近くにいるときには、あえて動きをゆっくりにする。
朝、家族がまだ寝ている時間帯には静かに動く。
食器を片付けたり、テーブルを拭いたりするときも、人間を驚かせないように丁寧に動く。

技術的にはもっと速く動けたとしても、家庭という人間と同じ空間で暮らす場所では、速さだけを追求すればよいわけではない。

人間が近くにいたらどう動くのか。
人を怖がらせないためにはどう振る舞うのか。
生活の邪魔をせず、どう自然に溶け込むのか。

こうした人間への配慮までロボットに学ばせていくことが、家庭への普及に向けた重要なポイントになっている。

高性能な機械から「一緒に暮らせる存在」へ。
フィジカルAIには、作業能力だけでなく、人間と共存するための振る舞いも求められている。

⑤ フィジカルAIの研究は数十年前から続いている

フィジカルAIは、突然登場した技術ではない。

機械が周囲の環境を認識し、自ら動きを調整するという考え方は、1940年代から研究されてきた。

そして1966年には、「シェイキー」というロボットが登場した。

シェイキーは、カメラなどを使って周囲を認識し、自分でルートを考え、計画を立てて移動することができた。

「見て、理解して、考えて、動く」

現在のフィジカルAIにつながる考え方を持った、初期のロボットの一つである。

その後も研究は続き、1980年代には、ロボット自身が周囲の状況を理解し、障害物を避けるなど、自分で判断しながら動く技術が研究されてきた。

現在のヒューマノイドロボットの進化も、こうした長年の研究の積み重ねによって生まれている。

⑥ 2030〜2035年、ロボットと暮らす時代へ

現在の家庭用ヒューマノイドロボットは、まだ誰もが気軽に購入できる価格ではない。

そのため、最初は購入ではなく、サブスクやレンタルといった形から家庭に浸透していく可能性がある。

例えば、月額料金を支払い、家庭用ロボットを利用する。故障した場合には交換やメンテナンスを受ける。高額なロボットを一括で購入するよりも、こうした仕組みの方が導入しやすい。

2030〜2035年頃には、家事を担うヒューマノイドロボットが少しずつ日常生活に入り始めるかもしれない。

これまでロボットは、工場や研究施設など特定の場所で働くイメージが強かった。これからは、人間と同じ家の中で暮らす存在へと変わっていく可能性がある。

⑦ 家事の次は、旅行や介護も

フィジカルAIができることは、家事だけではない。

将来は、
・旅行や出張の荷造りをする
・必要な書類を印刷して準備する
・高齢者や身体が不自由な人の生活をサポートする
といったことも、ロボットが担うようになる可能性がある。

さらに、身体的な理由で遠くへ旅行することが難しい人に代わって、ロボットが現地を移動する「代理旅行」のような使い方も考えられる。

例えば、VRゴーグルを装着し、自分の代わりにロボットがフランスを歩く。ロボットが自分の目や足となることで、その場にいるような体験ができるようになるかもしれない。

フィジカルAIが進化すれば、これまで身体的な制約によって難しかった体験も、より多くの人が楽しめるようになる可能性がある。
人の行動範囲や体験そのものを広げる存在としても期待できそうだ。

このようにフィジカルAIが普及すると、これまで人間がしていた作業をロボットに任せられるようになる。その分、人間には自由に使える時間が生まれる。

そこで大切になるのが、「空いた時間を何に使うのか」という問い。

フィジカルAIは、暮らしを便利にするだけでなく、人間の時間の使い方そのものを変えていく可能性がある。


配信者:赤髪

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SNS戦略家13年目。上場企業を含む1,500社以上のSNS運用を支援。現在は、NYにある美術館のSNS運用を統括。
2022年より、SNSを活用した集客・ビジネス構築を学べる「SNSACADEMY」主宰。累計生徒数は826名。
(なお、2025年末にて新規生徒受け入れを終了。赤髪による個別コンサル・サービスは完全終了しています)

要約:MARI/ライター

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元LINEの企業広報。広報歴15年。IT企業や通販企業で社外・社内・SDGs推進と幅広く広報業務に携わり、管理職も経験。現在はフリーランスとして、企業や個人事業主の広報支援およびライティング業務を行う。

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