DisneyとOpenAIが提携|Soraでキャラクター動画生成が可能に

DisneyとOpenAIが連携した。

これまでDisneyは、著作権にかなり厳しい会社だった。キャラクターの無断使用には強い姿勢を見せてきた。AIに学習されることにも神経質で、実際に訴訟も起こしてきた。

この記事は、2025年12月13日noteに投稿したものです。
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2025年6月 Midjourneyへの訴訟
Disneyは他社と共同で、画像生成AIのMidjourneyを著作権侵害で訴えた。ディズニーキャラクターを無断で生成できる状態で放置していることや、著作物を無許可で学習させていることの2点を問題視。差止と損害賠償を求めた。

2025年9月 Character.AIへの警告書 
DisneyがCharacter.AIに差止要求。キャラクターを模した対話AIが公開されていることを問題視。訴訟ではなく警告だが、削除と是正を強く求めた。ディズニーのファン向けのサービスでも容赦しない。

2025年12月 Googleへの差止要求
Googleの生成AIがディズニー作品を無断利用している可能性について、著作権侵害を理由に差止要求。巨大テック相手でも圧をかけにいった。

そのDisneyが、生成AIのど真ん中にいるOpenAIと手を組んだ。しかも、ただの業務提携ではない。1000億円以上もの出資。Sora(OpenAIの動画生成サービス)でのキャラクターの利用まで公式に認めたのだ。

Disneyが方針転換して寛容になったとかではない。

使うな、禁止だ、と言い続けている間に、人も技術も勝手に外で回る。そうして主導権は完全に失われる。だったら、自分たちで管理できる場所を用意する。そして、そこに人を集める。Disneyがやったのは、まさにこれだ。

ロイター通信によると数年前からOpenAIとの交渉は進んでいたらしいので、満を持してのことなんだろう。

この連携でできるようになることをメモしておく。

↓↓↓↓

①ディズニーキャラを使って動画生成

ディズニーキャラクターを使ったAIショート動画を作れるようになる。ミッキーやマーベル、スターウォーズのキャラを使った短い動画生成が可能になる。これまでグレーだった行為が正式に許可された。

ただし俳優の声は生成できないから、声の部分がどんな感じになるのかは不明。

正直、今回の連携でできるようになることは実質これだけ。

②作った動画がDisney+で見れるかも?

生成された動画の一部は、Disney+などに掲載される可能性がある。二次創作が自己満足で終わらず、公式流通に乗る道ができた。

Disney+に掲載されたところで…という気持ちもあるので、まあまあ…

☆キャラクター利用ルールを主導

禁止する側ではなく、設計する側になったことで、どこまでOKでどこからNGかを自分たちで決められる。

他社やファンに主導権を渡さない構造を作れた。会社としては業界を牽引でいるメリットがある。

赤髪の感想を最後にちょこっ

ミッキーやミニーとのイラストが作れるようになったところで商業的なプラスは特に思いつかない。

個人利用の範囲でのポストカードだったり、子供との遊びだったり、あくまでも趣味の範囲での楽しみ方かな。

DisneyがなぜOpenAIを選んだかっていうところでいうと、Googleなんかと組んだならば企業の強さの違いがあるせいで、それこそ主導権を握れなくなるからではないか。

この連携までに数年かかったらしいから、条件の擦り合わせなど、かなり細かく決めてあるんだろうなーと予想する。

動画生成スキルは、今後のビジネスマンにとって必須スキルになるだろう。商業的に役立つイメージはないが、使えるようになったら、私はおそらく10時間くらい使いこんでみることだろう。


執筆:赤髪 / SNS戦略家
AI × 心理 × SNSアルゴリズムで、ビジネスの未来を読み解く。
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