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良い商品ほど売れない時代へ|2026年に勝つのは「流通力」を持つ人

①流通の時代が始まった

2026年、グローバルと日本のビジネスルールは完全に塗り替わった。長く中心にあった「作ること」の価値は、生成AIがシンギュラリティに近づく中で大きく下落している。たいして、これまで脇役だった「届けること」、つまり流通の価値は、アテンション・エコノミーが限界に達したことで急上昇した。この変化は価値の逆転と呼べるレベルだ。

この記事は、2026年1月26日noteに投稿したものです。
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シンギュラリティとは?
人工知能(AI)が自己進化を繰り返し、人間の知能を超える転換点、またはそのことで起こる社会の劇的な変化を指す概念

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AIによって知的生産のコストはほぼゼロになった。2025年時点で、すでに労働者の4人に1人が業務で生成AIを使っており、2026年にはオンラインコンテンツの90%がAI生成になるという予測もある。モノだけでなく、情報やアイデアまで、供給が需要を無限に上回る時代に入ったということだ。
しかし供給が増えすぎた結果、人はコンテンツを消費しきれなくなった。人間は世の中に溢れるコンテンツ量に、全く追いつけていない状態だ。

顧客獲得コストは過去10年で約60%上昇し、平均的な注意持続時間は8.25秒と、金魚以下にまで短くなっている。この環境では、「良いプロダクト」を作るだけでは不十分どころか、もはや優位性ですらない。市場は十分に良いもので溢れ、差別化はすぐに真似される。ダイソーにどれだけ素晴らしいものが溢れていることか。嫌いな人も多いだろうけど、SHIENにだって良質な服は溢れている。
だから2026年の勝者を分けるのは、作る力ではなく流通力だ。この資料でいう流通とは、物流の話ではない。自分を信用してくれていて、おすすめする商品を受け入れてくれるファンがいつかどうかということ。日本では、失敗したくないという心理と、時間対効果を重視するタイパ志向が重なり、信頼できるインフルエンサーやコミュニティからの情報しか見ない傾向が強まっている。

作る力が当たり前になった今、唯一の堀になるのは、どう届け、どう関係を続けるか。2026年、その差がすべてを決める。

②作ることは特別じゃない?

2026年の今から振り返ると、2020年代初頭の生成AIの登場は、産業革命クラスの出来事だった。かつてプロダクトを世に出すには、専門家チームと数か月〜数年の時間、数千万円規模の資金が必要だった。でもその前提は、もう完全に崩れた!

現に私も、Akagami.netというサイトを、今月、AIを駆使して0から100まで作り上げた。いうまでもなく、私はマーケターであり非エンジニアだ。外注したら、100万円以上は間違いなくかかるだろう。しかしこのサイト、私はたった3日間で作り上げた。昨今は営業マンが自分で業務効率化ツールを使うなんて話も聞く。

数字を見てもはっきりしている。AIを使ったコンテンツ制作や基本的なアプリ開発のコストは、限りなくゼロに近づいている。2025年には、AIが新規アプリの15%を自動で作れるようになり、エンジニアでなくても、文章で指示するだけでWebサービスやアプリを作れる時代になった。かつて読み書きが一部の特権だったように、「作る力」は今、誰にでも開かれた。

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現場の変化も速い。2025年時点で、労働者の26.4%が仕事に生成AIを使っており、その広がり方は80年代のPC普及とそっくりだ。特にSaaSやデジタルコンテンツの世界では、ある新機能が出れば、週末のうちにほぼ同じものが作られる。AIを使った個人や小さなチームが、次々と「クローン」を出すのが当たり前になった。スイカゲームをはじめ、ゲームだって流行れば即日似たり寄ったりなものが世に出てくる。
誰でも同じレベルの“すごいもの”を作れるようになった結果、“すごいもの”自体の価値は、相対的に下がってしまった。

誤解してほしくないのだが、製造者の価値が下がったと言いたいわけではない。伝統的な着物を作る人、美味しい料理を作れる人、工芸品など、この世には素晴らしいものに溢れている。ここでは商品を売れるかどうかという側面で見ている。どの企業にも真似できない唯一無二な伝統芸能や工芸品は、まさに真似できないからこそ、今後も選ばれ続けるだろう。

供給過剰の時代

「作れる人」が増えた結果、今起きているのはコンテンツの大渋滞だ。ソフトやアプリだけでなく、文章、画像、動画、音声まで、あらゆるデジタル領域で供給が爆発している。

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2026年には、ネット上のコンテンツの90%がAIによって作られる、もしくはAIが関与すると予測されている。
このコンテンツの洪水は、マーケティングの前提を壊した。昔は「いいコンテンツを作れば見つかる」と信じられていたが、今は違う。AIが「それっぽく良い」ものを無限に量産するせいで、検索結果もSNSのフィードも、誰も消費しきれない情報で埋め尽くされている。

調査でも、その現実ははっきりしている。多くの企業はAI導入でコスト削減や作業効率化には成功しているが、利益、つまりEBITの大きな改善につながっている例はまだ少ない。作るスピードを上げても、それだけでは売れないということだ。

EBIT(イービット)「EarningsBeforeInterestandTaxes」
利払前・税引前利益を指し、企業の本業による収益力を評価するための財務指標

供給が増えれば価値が下がる。経済の基本通り、AIが生み出すコンテンツやプロダクトは、単体ではどんどん安く、軽くなっている。今起きているのは、まさにコンテンツのデフレだ。

開発コストは下落、流通コストは上昇

この環境で、求められるスキルも大きく変わった。2026年に市場価値を持つのは、コードを書く速さや、時間をかけて絵を描く力ではない。こうした「どう作るか」は、すでにAIが肩代わりできる領域だからだ。今問われているのは、AIを使って何を実現するの?というWhat、そして、その成果を誰にどう届けるの?というWhereを考えられる力だ。いや本当に!これなのだ。この転換期のせいでわたしは苦しんでいる。あらゆる「方法や道を作るHow」と単純タスクがAIに奪われた。嬉しいことである。とても嬉しいことだ。だがしかし、ある意味、思考を思いっきり使う仕事だけが残った。同じ時間仕事していても、これまで以上に疲れる。仕事の効率が格段に上がり、売上にもそれが反映するようになったから、いいのだが…まだ慣れなくて辛い部分はある。リサーチも提案書も企画作りも、どんどんAIに任せられるようになった…。

話を戻そう。

実際、今は、エンジニアでなくてもプロダクトを作り成果を出す人は増えている。彼らは細かい技術にこだわらず、顧客の課題と流通設計に集中できる。一方で、技術力だけに依存し、届け方を持たないエンジニアやクリエイターは、AIの自動化の波の中で存在感を示しにくくなっている。
この変化は数字にも表れている。2015年から2026年にかけて、開発コストは下がり続ける一方で、顧客獲得コストは上昇し、両者の曲線は交差して大きく離れていく。ビジネスの重心が「作る」から「届ける」へ移ったことは、もう疑いようがない。

③顧客獲得コストが上がり続けている

デジタル広告はもう限界だ

「作るコスト」が下がる一方で、「届けるコスト」は真逆に跳ね上がっている。この歪んだ構造こそが、2026年のビジネスを一気に厳しくしている原因だ。

データはかなりシビア。顧客獲得コストは過去10年で約60%上昇している。特に競争が激しいB2BSaaSでは、1人の顧客を獲得するのに約10万円以上かかるケースも珍しくない。背景にあるのは、広告プラットフォームの成熟と飽和、そして個人データ保護強化やCookie廃止によるターゲティング精度の低下。

SaaS(サース/サーズ)「SoftwareasaService」
ソフトウェアをインターネット経由で提供するクラウドサービス

昔は、Facebook広告にお金を入れれば、そこそこのコストで顧客に届いた。でも2026年の今は違う。AIが量産した無数の広告が同じ枠を奪い合い、顧客獲得コストは高騰し続けている。その結果、資金力のない個人や中小企業が、広告だけで勝負するのは割に合わなくなった。

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「広告は、退屈なプロダクトを持つ企業が払う税金」

この言葉が、これほどリアルに響く時代はない。
実際FacebookもInstagramもYoutubeもXも、広告以外での収益を模索している。サブスクプランや、リンクを貼ること自体にお金を要求したり、広告ではなく拡散させることにお金を払わせたり、巧妙になってきている。もう広告を出しても意味がないと、企業もマーケターも気づいてしまっている証拠である。

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集中力は金魚以下になった?

コスト以上に深刻なのは、人の集中力そのものが限界に来ていること。情報が増えすぎた結果、アテンションは細かく砕かれ、薄く広がってしまったという説がある。まあこれは私に言わせれば、人間が賢くなったと言ったほうがいいと思う。本質をとらえるスキルが格段に上がった。

流説の数字はかなり衝撃的だ。人の平均的な注意持続時間は、2000年には約12秒あったが、2025年には8.25秒まで低下している。これは金魚の9秒より短い。さらに、スマホ上のコンテンツを「見るかどうか」を判断する時間は、わずか1.7秒しかない…というのは根拠は定かではないんだけどね。TIMEなどが下記の資料をもとに言ってるんだよね。とはいえTikTokを見ていると、1.7秒なんて長すぎと思えてしまう。実際人が気に入らないショート動画をスクロールするまでの時間は1秒にも満たないというデータも見たことがある。集中力が下がったというより、見切りが早くなったとも言える。

https://sherpapg.com/wp-content/uploads/2017/12/MAS.pdf

この「8.25秒」と「1.7秒」が、マーケティングの前提を壊した。丁寧なストーリーや、長く説明するページは、最初の一瞬で「関係ない」「退屈」と思われた時点で終わる。Z世代では、1時間に12回もアプリを切り替えるというデータもあり、1つの場所に留まる方が珍しくなった。誤解しないで欲しいのだが、1時間ずっと1つのアプリを見るよりも、1時間に12個のアプリを操れるほうが難しいともいえる。集中力が下がった、じっとしていない=バカになったとは思わないで欲しい。むしろより良質でタイパのいい過ごし方を求めている、賢くなったとさえ言える、そう私は思う。

この超短距離のアテンション争いの世界において、注目から記憶、行動へと段階を踏む昔の購買モデルはもう機能しない。2026年の消費者は、見た瞬間に判断し、刺さればその場で買う。刺さらなければ、二度と思い出されることもない。

良い商品ほど埋もれていく

AIで誰でも作れるようになり、同時に人の集中力が枯れた。その結果、ビジネスの最大の壁は「開発」ではなく「発見」に移った。これが、今いちばん厄介な「流通の壁」だ。
指摘されているのは、AI時代は最初の勢いがすべてだということ。どれだけ優れたモデルや便利なツールでも、最初に広がる道を持たず、立ち上げで勢いを作れなければ、誰にも気づかれないまま消えていく。

一方で、プロダクト自体が特別でなくても、流通力を持つ人は勝てる。ニッチな分野で強いコミュニティを持つインフルエンサーが、AIを使って平均的な品質の商品を出せば、それは普通に売れる。人が買っているのは機能ではなく、信頼と、そこに属している感覚だからだ。
2026年に「良いものを作れば売れる」は、きれいだが危険な思い込みだ。現実は逆で、流通力を持つ人が作ったものが「良いもの」として認識される。開発と同じか、それ以上に、届け方に力を使えるかどうかが、生き残りを分ける。

流通経路が多すぎる

流通を難しくしているもう一つの理由は、チャネルがバラバラに分かれたこと。昔は、テレビや新聞、検索とメールを押さえておけば十分だった。でも2026年の消費者は、細かく分断された接点を行き来している。

検索ひとつ取っても、Googleだけじゃない。TikTok検索やInstagram検索・Youtubeに加え、ChatGPTやGeminiのようなAIも使われている。SNSも、XやInstagram、TikTokだけでなく、Discordのような閉じた場や、Threads、Blueskyといった新しいSNSに広がった。さらに、PodcastやVoicy、noteまで含めると、接点は無数にある。問題は、これらが全部違うルールで動いていることだ。アルゴリズムも、ユーザーも、好まれる表現もバラバラ。すべてに最適化した発信を人力で続けるのは、ほぼ不可能に近い。

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皮肉な話だが、この複雑な流通を攻略するためにも、結局はAIが必要になる。作るためだけでなく、届け方を最適化するためにAIを使う。2026年の流通は、そういう世界になっている。

④流通力の正体

ここまで見てきて分かる通り、2026年は「流通力が勝つ」時代だ。では、その流通力の正体は何なのか。SNSのフォロワー数やメルマガの登録数が多いだけでは足りない。本質は、3つの要素が組み合わさって回り続ける信頼の循環にある。

要素1:信頼資産

2026年のマーケティングで、いちばん価値が高い資産はお金でも技術でもなく「信頼」だ。AIによってフェイクやスパムが大量に出回った結果、人は情報の中身よりも「誰が言っているか」で判断するようになった。
そのため、「広く知られている」ことの価値は下がり、「狭くても深く信じられている」ことの価値が一気に上がっている。たとえば、フォロワー100万人でも反応が薄い人より、フォロワー3000人でも全員が本気で話を聞く専門家の方が、実際にモノを動かす力はずっと強い。
この信頼は、短期間では作れない。ブレない発信、誠実な態度、コミュニティへの貢献といった、人間らしい積み重ねでしか育たない。でも一度この信頼資産を持てば、新しいプロダクトを出すたびに、広告費ゼロで最初の顧客を集められる。これこそが、流通力が「堀」になる理由だ。

要素2:独自のアクセス経路

InstagramやYouTube、TikTokのフォロワーは、実は全部「借り物」だ。アルゴリズム変更やBAN、シャドウバンが起きれば、昨日まで届いていた投稿が一気に誰にも届かなくなる。だから2「自分の通り道」を持っていることが重要だ。
代表的なのは、LINE公式。メルマガ・DiscordやSlackのような場も、濃い関係を作ることはできる。自社アプリやサイトは、通知や行動データを直接扱える拠点にもなる。
SNSという借り物の土地で知ってもらい、できるだけ早く自分の土地に移ってもらう。この動線が作れていないと、どれだけ話題になっても、ビジネスとしては驚くほどもろい。

要素3:アテンション獲得能力

信頼があり、独自チャネルを持っていても、新しい人が入ってこなければビジネスは先細る。そこで必要になるのが、「8秒の壁」を超えるアテンション獲得力だ。
これはクリックを釣るだけのやり方とは違う。一瞬は目を奪えても、期待を裏切れば信頼は減る。2026年に求められるのは、見た瞬間に価値が伝わり、その後もガッカリさせないコンテンツだ。
この力がもっとも試されるのが縦型のショート動画。冒頭1秒で引きつけ、テンポよく展開し、見終わったあとに納得感が残ること。字幕生成やカット編集、音声合成などのAIを使って量産し、数字を見ながら高速で改善を回す。この仕組み自体が、今の集客装置になっている。
こうして、アテンション獲得、信頼、独自チャネルがつながることで、直線的な売り込みではなく、回り続ける成長の循環が生まれる。2026年の流通力は、この回転を作れるかどうかにかかっている。

この「コミュニティ・フライホイール」モデルでは、既存の顧客が新たな顧客を連れてくる役割を担うため、顧客獲得コストを劇的に引き下げることが可能となる。この構造こそが、2026年の最強の勝ち筋である。

⑤独特な空気を読め!

流通力そのものは世界共通だが、日本では出方が少し違う。2026年に日本で勝つには、「タイパ」重視の加速、「推し活」経済の定着、そして強まる失敗回避の心理を前提に考える必要がある。

敗したくない感覚

2026年の日本経済は、数字上は緩やかに成長している。でも生活者の実感は、インフレと将来不安が中心だ。小売売上は伸びていても、それは物価上昇の影響が大きく、実際の購買力が伸びていない人も多い。円安や社会保障費の増大といった構造問題もあり、財布の紐はかなり固い。
この状況で目立つのが、「損したくない」「失敗したくない」という心理だ。消費者は無名の商品を試すリスクを避け、すでに誰かが使って評価した「正解」だけを選ぶ。日本でインフルエンサーや口コミサイト、@cosmeの影響力が特に強いのは、その表れでもある。
2026年の日本では、「信頼できる第三者」の存在がほぼ必須だ。企業の広告は売り込みとして警戒されがちだが、信頼している人やコミュニティの仲間が「これは本当によかった」と言うと、一気に届く。日本で流通力を持つというのは、この信頼の通り道をいくつ持てるか、というゲームになっている。

タイパがすべてを決める時代

Z世代から広がった「タイパ」という考え方は、2026年には一部の若者の価値観ではなく、ほぼ全世代の行動原理になった。これはせっかちなだけではなく、情報に溺れないための本能的な選別だ。
今、人はコンテンツを見る前にこう考える。「この時間、ちゃんと元は取れる?」。その結果、行動はかなり変わった。動画や音声は1.5倍から2倍速が当たり前。映画やドラマですら、先に結末や見どころを確認してから「ハズレじゃない」と納得して見る。お店探しや旅行、コスメの情報も、Googleより先にTikTokやInstagram、YouTubeShortsを見る。文章を読むより、映像の方が早いからだ。
このタイパ社会で流通力を持つには、情報をとことん圧縮する必要がある。結論から入り、前置きを削り、目と耳の両方に一気に伝える。短い時間で納得させる、小さな物語を作る力が求められている。
2026年、日本で届ける力とは、「どれだけ早く理解させられるか」にかかっている。

推し活経済圏は、インフレに負けない

日本市場で、いま一番の希望であり、ちょっと特別な存在が推し活だ。2026年の推し活は、もう一部の人の熱い趣味ではない。日本経済を支える、はっきりした消費ジャンルに育っている。
推し活が強い理由は、値上げに左右されにくいところ。日用品の値段には敏感でも、推しのグッズやイベントには迷わずお金を出す。アイドルやキャラクター、VTuber、ブランド、クリエイターまで含めて、推し活は単なる買い物じゃない。自分らしさを表し、心を支え、仲間に入るための参加費でもある。
企業側のヒントはシンプル。便利さだけでなく、応援したくなる物語や人柄を持たせること。顧客がファンになれば、集客コストは下がり、長く続く価値は一気に伸びる。ファンは自分から広め、新しい人を連れてきてくれる。
2026年、推し活は消費から投資へ変わった。人は推しに時間とお金を預け、その成長の物語を受け取る。この関係を作れるかどうかが、日本市場で勝てるかを決める。

⑥最強なのはLINE公式

流通力と日本市場のクセを考えると、2026年に攻めるべき場所ははっきりしている。日本で圧倒的に強いのは、今もLINE公式。ただし、昔のやり方はもう通用しない。

LINE公式を攻略せよ!

2026年のLINE攻略の軸は、配信ではなくコミュニティと自動化だ。生活インフラとしてのLINEは、今も最強の到達率を持つが、主役は一斉送信ではない。
まず重要なのが、LINE OpenChatでのコミュニティ作り。匿名で参加できるOpenChatでは、教育や育児、美容、投資などのテーマで数千人規模の場が次々に生まれている。ここでの口コミが、購入の決め手になることも多い。企業がやるべきなのは宣伝ではなく、専門家や管理人として役に立つこと。情報提供や丁寧な対応を重ねて信頼を貯め、自然にサービスへつなげる流れが強い。
もう一つが、会話型コマースの自動化だ。AIを組み込んだLINE公式は、単なる自動応答ではない。あいまいな相談を会話で整理し、合う商品を提案し、そのままLINE内で決済まで完結させる。外部サイトに飛ばすだけで離脱は増える。慣れたLINEの中で全部終わる体験が、成約率を一気に高める。
2026年のLINE戦略は、配る発想を捨て、関係を作り、会話で売ること。ここを押さえられるかが勝負になる。

音声メディアで深さを取りにいく

動画やテキストがあふれ、どんどん短く消費される中で、逆に価値を上げているのが音声メディアだ。日本では2026年も、VoicyやPodcastが通勤や家事、運動中といった耳の空き時間をしっかり押さえている。
音声の強みは、距離の近さ。耳元で話しかけられる感覚は会話に近く、話し手への信頼や親しみが自然と積み上がる。映像と違い、生活のすき間に入り込めるので、接触回数も時間も伸ばしやすい。
2026年の流通戦略で、音声は信頼を貯める場所になる。ショート動画で広く知ってもらい、興味を持った人を音声に誘導して関係を深める。動画で集めて、音声でファンにする。この組み合わせが、いま一番強い形だ。

ショート動画検索とAIに選ばれる対策

まず意識すべきは、検索が文字から動画に移ったこと。いまはGoogleだけでなく、TikTokやInstagramで探すのが普通になっている。だから動画は、話し方やテロップ、キャプション、ハッシュタグまで含めて、検索される前提で作る必要がある。
地域名+ランチ、商品名+レビュー、悩み+解決。こうしたキーワードには、結論から答える短い動画が強い。今すぐ知りたい人を、無駄なく拾える。

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さらに先を見るなら、AIへの対策も欠かせない。ChatGPTやGemini、Perplexityに2026年のおすすめはと聞かれたとき、名前が出るかどうかが次の勝負になる。
そのためには、サイト情報をAIが読みやすく整え、信頼されているメディアやレビューで触れられることが大切。広告より、評価と実績を積み上げる。AIに信頼できる存在として覚えてもらうことが、これから一番強い検索対策になる。

⑦個が稼ぐ時代

流通の主役は、企業から個人へ移った。AIという強力な道具を手にした個人は、2026年には大企業並みの影響力と収益力を持てるようになっている。

信頼はお金に変えられる

ポイントは、信頼は何度でもお金に変えられること。信頼という資産を持つ人は、収益源を一つに絞る必要がない。2026年は、信頼を軸にした複数の稼ぎ方を組み合わせるのが普通になる。
代表的なのは4つ。
1つ目は、オンライン講座や有料メルマガ、電子書籍などの知識販売。AIを使えば制作コストはほぼゼロで、利益率は高い。
2つ目は、オンラインサロンなどの会員制コミュニティ。月額課金で安定収益になる。
3つ目は、アフィリエイトやセレクト紹介。本当に良いと思うものだけを勧める、目利きとしての収益だ。
4つ目はP2C。個人が自分のブランドを立ち上げ、熱量の高いファンに高単価商品を届ける。
信頼があれば、稼ぎ方は自然と増えていく。

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時間の限界はAIで超えろ!

個人にとって一番の制約は時間。でも2026年のトップ層は、AI分身を使ってこの壁を超えている。
過去のブログや動画、音声を学習したAIが、質問対応やファンとのやり取りを代行する。本人が寝ている間も、分身は動き続け、交流し、信頼を積み上げ、商品を届けていく。
とはいえ、すべてをAI任せにはしない。AIが担うのは、過去の再利用や事務的な対応まで。新しい考え方を示したり、感情に寄り添ったりする役割は、本人が続ける。そこにこそ、個の価値が残る。

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⑧人間性が流通力を完成させる

ここまで見てきた通り、2026年のビジネスで勝敗を分けるのは流通力だ。AIの進化で「作ること」の価値は限りなくゼロに近づき、その分「届けること」「つながり続けること」の価値は跳ね上がっている。
ただし、最強の流通力を生むのは、AIを使いこなす技術そのものではない。決定打になるのは、AIには真似できない人間性だ。
なぜそれをやるのかという物語。完璧じゃない自分を見せる弱さ。理屈を超えた熱量やこだわり。
効率だけを追うAIにとって、これらはノイズに過ぎない。でも人は、そのノイズに心を動かされ、信頼し、ファンになる。推し活経済が示している通り、人は機能ではなく意味にお金を払う。
AIは、面倒な作業を引き受けてくれた。その分の時間を、顧客との対話やコミュニティのケア、自分自身の物語を磨くことに使うべきだ。2026年に勝つのは、AIで最速に作り、人間性で最深の信頼を築ける人。流通力は、テクノロジーと人間らしさが交わる場所で生まれる。その力を持つ者だけが、この時代を楽しみながら生き残れる。

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